タオルと一緒に伝えたい「ブランドストーリー」の組み込み方―オリジナルタオルを“語るメディア”に変える設計思考

オリジナルタオルを作るとき、
多くの人がまず考えるのは、
「ロゴをどこに入れるか」「色はどうするか」です。
もちろん、それらは重要です。
しかし本当に差がつくのは、
タオルを通じて、何を感じ取ってもらいたいか
という設計にまで踏み込めているかどうかです。
オリジナルタオルは、
ただの販促物ではありません。
日常の中で何度も使われ、
無意識のうちに印象を積み重ねていく、
非常に静かで、強いメディアです。
この記事では、
タオルと一緒にブランドストーリーを伝えるための考え方と組み込み方を、
オリジナルタオル・OEMの文脈で、
具体的かつ実践的に解説していきます。
なぜ今、「ブランドストーリー」が重要なのか
商品やサービスが溢れる時代、
機能や価格だけで選ばれるケースは減っています。
代わりに問われるのが、
「どんな考えで作られているのか」
「どんな姿勢の会社なのか」
という背景です。
これはBtoCに限った話ではありません。
BtoBでも、採用でも、地域活動でも、
共感できるストーリーを持つブランドが選ばれています。
オリジナルタオルは、
このストーリーを伝えるのに、とても相性が良い存在です。
理由はシンプルです。
タオルは、生活に入り込むからです。
タオルは「説明されないからこそ、伝わる」
パンフレットやWebサイトは、
読む・見るという行為が前提です。
一方、タオルは違います。
説明されなくても、
毎日触れられ、使われ、評価される。
吸水が良い、
肌触りがやさしい、
洗ってもへたりにくい。
こうした体験そのものが、
ブランドの価値観を“体感的に”伝えます。
つまり、
オリジナルタオルに組み込まれるブランドストーリーは、
言葉で語る前に、体験で語られるのです。
ブランドストーリーは「語る」ものではなく「滲ませる」もの
よくある失敗が、
ストーリーを伝えようとして、
タオルに情報を詰め込みすぎてしまうことです。
・大きなロゴ
・キャッチコピー
・スローガン
・創業年
これらをすべて載せても、
使う側の生活には、ほとんど残りません。
むしろ逆効果になることすらあります。
ブランドストーリーは、
主張するものではなく、滲ませるものです。
そのために重要なのが、
「タオルの設計そのもの」に
ストーリーを織り込むことです。
ストーリーを組み込む①:使われ方から逆算する
まず考えるべきは、
「このタオルは、どんな場面で使われるのか」です。
・毎日の洗面所
・職場
・ジム
・旅行先
この使われ方によって、
伝わるストーリーは変わります。
たとえば、
「丁寧なものづくり」を伝えたいブランドが、
一度洗ったらごわつくタオルを選んでしまえば、
ストーリーは一瞬で崩れます。
大浜タオルのオリジナルタオルやOEMでは、
必ずこの“使われ方”から設計を始めます。
ストーリーは、
使われる時間の中で完成するからです。
ストーリーを組み込む②:品質で語る
ブランドストーリーを語るうえで、
最も説得力があるのは「品質」です。
・触った瞬間の感触
・吸水の立ち上がり
・洗濯後の変化
これらは、
言葉よりも雄弁です。
特に今治タオルを使ったオリジナルタオルは、
「使うほどに馴染む」という時間軸の価値を持っています。
これは、
「長く使ってほしい」
「日常に寄り添いたい」
というブランドの姿勢と、
非常に相性が良いストーリーです。
OEMであっても、
この品質思想を外さないことが、
ブランドストーリーを守ることにつながります。
ストーリーを組み込む③:デザインは“引き算”で考える
ブランドストーリーを伝えたいときほど、
デザインは引き算が有効です。
ロゴは控えめに。
色は生活になじむものを。
柄は長く使っても飽きないものを。
これは、
「目立たせない」という意味ではありません。
生活の中で浮かないことが、
結果として最も強い印象を残すからです。
オリジナルタオルが
毎日の定番になるとき、
ブランドは“自然に信頼される存在”になります。
ストーリーを組み込む④:背景をそっと添える
タオルそのものに語らせつつ、
補助的にストーリーを添える方法もあります。
・一枚の小さなカード
・シンプルなリーフレット
・WebページへのQRコード
ここで重要なのは、
「読ませよう」としないことです。
「気になった人が、あとで知れる」
この距離感が、ちょうどいい。
大浜タオルのオリジナルタオル制作では、
こうした付帯物も含めて、
ブランドストーリーの一部として設計されるケースが増えています。
事例:ストーリーが“後から効いてくる”オリジナルタオル
ある企業では、
創業記念としてオリジナルタオルを制作しました。
配布時に語ったのは、
詳しい会社説明ではなく、
「長く使ってもらえたら嬉しいです」という一言だけ。
数ヶ月後、
社員や取引先が
「このタオル、使いやすいですね」
と声をかけてくるようになったそうです。
そのとき初めて、
「実は今治タオルを、こういう考えで作っていて…」
とストーリーが共有されました。
体験のあとに、物語が重なる。
これが、理想的なブランドストーリーの伝わり方です。
OEMでもブランドストーリーは失われない
OEMというと、
「無個性」「大量生産」というイメージを
持たれることがあります。
しかし実際には、
設計次第で、OEMでも十分に
ブランドストーリーを宿すことができます。
・どんな素材を選ぶか
・どんな品質基準を設けるか
・どんな使われ方を想定するか
これらはすべて、
ブランドの思想そのものです。
大浜タオルのOEMが選ばれる理由も、
「ただ作る」のではなく、
「どう在りたいか」を一緒に考える姿勢にあります。
オリジナルタオルは“沈黙のブランドブック”
オリジナルタオルは、
多くを語りません。
けれど、
毎日触れられ、
毎日使われ、
少しずつ信頼を積み上げていきます。
それは、
ページをめくらないブランドブックであり、
声を出さない広告です。
だからこそ、
そこに込めるストーリーは、
誠実である必要があります。
まとめ:ストーリーは、タオルの中に縫い込む
タオルと一緒に伝えたいブランドストーリーは、
説明するものではありません。
・品質
・使い心地
・続けたくなる感覚
これらすべてが、
ブランドの物語になります。
オリジナルタオルやOEMを検討するとき、
ぜひ一度、
「このタオルが、私たちの代わりに何を語るのか」
を考えてみてください。
答えは、
きっとデザインよりも、
もっと深いところにあります。
