【完全ガイド】オリジナルタオルはPANTONEで色指定できる?ブランドカラーを再現する色合わせの流れと品質のこだわり|今治認定メーカーが解説

【完全ガイド】オリジナルタオルはPANTONEで色指定できる?ブランドカラーを再現する色合わせの流れと品質のこだわり|今治認定メーカーが解説
目次

はじめに 「思っていた色と違う」を防ぐために

周年記念のノベルティやブランドのオリジナルグッズとしてタオルを作るとき、最後まで気になるのが「色」です。ロゴは完璧なのに、届いたタオルのブランドカラーがくすんでいた。画面で見た色より明らかに暗い。社内のデザイン担当から「これはうちの色じゃない」と言われてしまった。こうした声は、オリジナルタオルの制作現場で決して珍しくありません。

この記事では、今治タオル認定メーカーである大浜タオルが、オリジナルタオルの色指定について次の内容を解説します。

  • PANTONE(パントーン)で色を指定する方法と、その基本
  • タオルで色を出す3つの方法と、それぞれの色の再現性
  • 色見本をつくって色を合わせる「ラボディップ」の流れ
  • 色と品質を両立させるために大浜タオルがこだわっていること
  • 色指定でよくある失敗と、その防ぎ方

ブランドカラーを妥協せずにタオルを作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. タオルの「色」がブランドに与える影響

ブランドカラーは「覚えてもらう」ための資産

企業やブランドにとって、コーポレートカラーやブランドカラーは長い時間をかけて育ててきた資産です。ロゴ、Webサイト、パッケージ、名刺、店舗の内装まで、同じ色を使い続けることで「この色といえばこの会社」と覚えてもらえます。

ノベルティやオリジナルグッズは、その色をお客様の手元に届ける接点です。とくにタオルは、配られたあとも家庭や職場で長く使われるアイテムです。毎日目にするものだからこそ、色の印象がそのままブランドの印象になります。

色がズレると起きること

反対に、ブランドカラーがずれたタオルを配ると、次のような問題が起こります。

  • ロゴとタオル地の色が合わず、ちぐはぐな印象になる。ロゴだけが正しい色で地色が微妙に違うと、全体が安っぽく見えます
  • 社内の承認がやり直しになる。ブランド管理部門やデザイナーの確認で差し戻され、納期に影響します
  • 他のグッズと並べたときに違いが目立つ。Tシャツやバッグと同じブランドカラーのはずなのに、タオルだけ色が違って見えます

周年記念や創業イベントのように「一度きりで失敗できない」場面ほど、色の正確さが求められます。D2Cブランドのオリジナル商品として販売する場合も同じです。お客様はブランドの世界観ごと商品を買っています。色のズレは、その世界観を崩すことにつながります。

正確な色を伝えるために使うのが、PANTONEによる色指定です。

2. PANTONEとは?タオル制作での色指定の基本

世界中で同じ色を共有できる番号

PANTONE(パントーン)は、アメリカのPANTONE社が提供する色見本の体系です。一つひとつの色に番号が振られていて、世界中のデザイナーや工場が同じ番号で同じ色を共有できます。たとえば「PANTONE 286 C」と伝えれば、国内でも海外でも同じ青を指していると分かります。

「濃い青」「明るめのネイビー」といった言葉での指定は、人によって思い浮かべる色がまったく違います。PANTONE番号は、その曖昧さをなくすための共通の基準です。

紙用と繊維用があることに注意

PANTONEにはいくつかのシステムがあります。タオル制作でとくに知っておきたいのは次の2種類です。

  • グラフィック用(末尾がC・Uなど)は、印刷物向けの色見本です。Cはコート紙、Uは上質紙での見え方を示します。ロゴのブランドガイドラインに載っているのは、多くの場合この番号です
  • ファッション・ホーム用(末尾がTCX・TPGなど)は、繊維製品やインテリア向けの色見本です。TCXは綿の布でつくられていて、布に染めたときの色を確認できます

ブランドガイドラインに「PANTONE 286 C」と書かれていても、それは紙に印刷したときの色です。綿のタオルに同じ色を再現するには、染料の配合を布に合わせて調整する必要があります。どちらの番号でも色指定は可能ですが、TCXの番号が分かる場合はあわせて伝えると、色合わせがスムーズになります。

画面の色(RGB)での指定は避ける

もっとも注意したいのが、パソコンやスマートフォンの画面で見た色を基準にすることです。画面の色は光で表現されていて、モニターの設定や明るさによって見え方が変わります。同じデータでも、見る端末によって色が違うのです。

光で見る色は鮮やかに見えやすく、布で同じ鮮やかさを出せないこともあります。色指定は、画面ではなくPANTONE番号か、実物の色見本で行うのが基本です。

3. タオルで色を出す3つの方法と色の再現性

タオルに色をつける方法は、大きく「先染め」「後染め」「プリント」の3つです。どの方法を選ぶかで、色の出方も、表現できるデザインも変わります。

先染めは糸を染めてから織る

先に糸を染め、その糸で柄を織り上げる方法です。ジャカード織りのタオルがこれにあたります。糸の芯まで色が入るため、発色に深みがあり、洗濯を重ねても色が落ちにくいのが特長です。ロゴや柄が織りで表現されるので、高級感のある仕上がりになります。一方で、使える色数に限りがあり、細かいグラデーションや写真のような表現には向きません。

後染めは織ったあとに生地ごと染める

白い状態で織り上げたタオルを、あとから染める方法です。無地のタオルや、ロゴを刺しゅうする無地タオルでよく使われます。生地全体を一つの色で均一に染められるため、ブランドカラーをタオル全面に使いたい場合に向いています。

プリントは生地に色を印刷する

染めたタオルや白いタオルに、ロゴや柄を印刷する方法です。多色やグラデーション、写真に近い表現もできます。ただし、パイル(タオル表面のループ)の上に色をのせるため、角度によって地の色が見えたり、細い線がつぶれたりすることがあります。

3つの方法の比較

方法色の再現性デザインの自由度色落ちのしにくさ向いている用途
先染め(ジャカード)◎ 深みのある発色△ 色数に限りあり◎高級感を出したい記念品、贈答品
後染め(無地染め)◎ 全面を均一に△ 無地が基本○ブランドカラーの無地タオル、刺しゅう入りタオル
プリント○ 多色・グラデーションも可◎○イベントグッズ、写真やイラスト入りのデザイン

どの方法でPANTONE指定の色合わせに対応できるかは、メーカーによって異なります。大浜タオルでは【要確認:PANTONE指定に対応している方法(先染め・後染め・プリントの別)】で色合わせに対応しています。デザインと用途をうかがったうえで、最適な方法をご提案します。

4. PANTONE色合わせ(ラボディップ)の流れ

指定された色をタオルで再現するために、量産の前に小さな布を試験的に染めて色を確認します。この工程を「ラボディップ」と呼びます。ここでは、ご依頼から量産までの流れを6つのステップで紹介します。

  1. 色の指定
    PANTONE番号(分かればTCX番号も)をお伝えください。PANTONE番号がない場合は、色を合わせたい実物(布、紙、既存のグッズなど)をお送りいただく方法もあります。用途、タオルの種類、染め方もこの段階で決めます。
  2. 試験染め
    実際に使う生地や糸を小さく切り出し、染料の配合を変えながら染めます。同じPANTONE番号でも、生地の厚みやパイルの長さで色の見え方は変わります。そのため、本番と同じ素材で試すことが大切です。
  3. 色見本の提出
    試験染めした色見本をお送りします。自然光に近い光の下で、PANTONEの色見本と並べて確認していただきます。目安として、ご依頼から色見本のお届けまでは【要確認:日数】です。
  4. 修正・承認
    「もう少し赤みを抑えたい」「少し明るく」などのご要望をもとに、配合を調整して再提出します。色見本の修正は【要確認:対応回数・追加費用の有無】です。ご納得いただけた色見本を「承認色」として決定します。
  5. 量産
    承認色をもとに本生産に入ります。承認いただいた色見本は、量産時の基準として工場で保管します。
  6. 検品・納品
    量産品を承認色と照らし合わせ、色の差がないかを確認してから出荷します。

ご依頼時に準備しておくとスムーズなもの

  • PANTONE番号、またはブランドガイドライン
  • 色を合わせたい実物がある場合はその現物
  • ロゴデータ(Illustratorなどのベクターデータ)
  • 希望の数量と納期

ラボディップの分だけ、色指定のないご注文より期間が延びます。周年記念日やイベント当日など納期が決まっている場合は、余裕をもってご相談ください。制作全体の期間については「【完全ガイド】OEMタオル制作の流れと期間」の記事でも詳しく解説しています。

5. 大浜タオルのこだわり 色の美しさは生地の品質で決まる

PANTONE番号を指定すれば、どこでも同じ色のタオルができるわけではありません。色がきれいに出るかどうかは、染める前の生地の品質に大きく左右されます。大浜タオルが色と品質の両立にこだわる理由を、4つの視点から紹介します。

今治タオル認定の生地だから、色がのる

大浜タオルは、今治タオル工業組合の認定を受けたタオルメーカーです。今治タオルのブランドを名乗るには、吸水性や色落ちのしにくさなど、組合が定めた独自の品質基準をクリアする必要があります。なかでも有名なのが、タオル片を水に浮かべて5秒以内に沈み始めるかを確かめる吸水性の基準です。

よく水を吸う生地は、染料もむらなく吸い込みます。糸の芯まで均一に色が入るので、発色が鮮やかで、色むらの少ない仕上がりになります。反対に、品質の低い生地では同じ染料を使っても色がくすんだり、まだらになったりします。

今治の軟水が、やわらかく澄んだ色を生む

今治のタオルづくりを支えているのが、石鎚山系から流れる蒼社川の伏流水です。この水は金属分の少ない軟水で、糸をさらしたり染めたりする工程に向いています。水に含まれる成分が少ないほど、染料の色が濁らずに生地へ届きます。やわらかな風合いと澄んだ発色は、この水があってこそです。

目視と測色の両方で色を確かめる

色の確認は、人の目だけに頼ると見る人や光の環境によって判断がぶれます。一方で、測色機の数値だけでは、パイルの立ち方による見え方の違いまでは分かりません。大浜タオルでは【要確認:測色機の使用有無・確認方法】、職人の目による確認と数値による確認を組み合わせて、承認色との差をチェックしています。

追加生産でも、同じ色を再現する

記念品の追加配布や、販売して好評だった商品の再生産など、あとから同じタオルが必要になることはよくあります。そのときに「前回と色が違う」では困ります。大浜タオルでは承認色の色見本と染料の配合記録を保管し、追加生産でも同じ色を再現できるようにしています【要確認:保管期間】。

【要確認:生地から一貫生産かどうか】生地づくりから一貫して手がけるメーカーだからこそ、色の再現と品質の維持を両立できます。

6. 色指定でよくある失敗と対策

最後に、オリジナルタオルの色指定でよくある失敗と、その防ぎ方をまとめます。

失敗1 画面で見た色を基準にしてしまった

デザインデータを画面で確認し、その色のつもりで発注したところ、届いたタオルが暗く見えたというケースです。2章で触れたとおり、画面の色は光の色なので、布ではそのまま再現できないことがあります。

対策として、PANTONE番号で指定し、色見本を実物で確認してから承認しましょう。

失敗2 紙の色見本と比べて「違う」と感じた

紙のPANTONE見本と並べると、タオルの色が違って見えることがあります。紙は表面が平らで光を均一に反射しますが、タオルはパイルが光を吸い、影をつくります。そのため、同じ色でもタオルのほうが少し深く見えるのです。

対策として、確認は自然光に近い光の下で行い、「タオルになったときの見え方」で判断するのがおすすめです。気になる場合は、色見本の段階で「少し明るめに」などとご相談ください。

失敗3 濃い色のタオルが色落ちした

ネイビーや黒、赤などの濃い色は、洗濯で色が出やすい傾向があります。最初の数回で他の洗濯物に色が移ってしまうと、ブランドの印象にも影響します。

対策として、染めたあとの洗いや色止めの工程がしっかりしているメーカーを選びましょう。大浜タオルでは【要確認:濃色タオルの色落ち対策・工程】で、濃い色でも安心してお使いいただけるよう仕上げています。

失敗4 追加注文したら前回と色が違った

別のメーカーに追加生産を頼んだり、前回の配合記録が残っていなかったりすると、同じ色番号でも仕上がりが変わります。

対策として、最初の発注から追加生産まで見据えてメーカーを選ぶことが大切です。承認色の色見本と配合を保管してくれるかどうかは、事前に確認しておきましょう。

お気軽にオリジナルタオルについてご相談ください。
お問い合わせは [こちら]
お電話でもご相談承ります 089-979-1477

7. よくある質問

Q. PANTONE番号が分からなくても色指定できますか?

A. できます。色を合わせたい実物(布、紙、既存のグッズなど)をお送りいただければ、その色をもとに色見本をつくります。ロゴのデザインデータをお持ちの場合は、データに設定された色の情報も参考にします。

Q. 紙用のPANTONE番号(C・U)でも大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。ブランドガイドラインに載っている番号をそのままお伝えください。布で再現したときの見え方を色見本で確認していただきます。

Q. 色見本の作成に費用はかかりますか?

A. 【要確認:色見本の費用・無料の範囲】

Q. 小ロットでもPANTONE指定で作れますか?

A. 染め方によって、色指定で制作できる最小ロットが異なります。【要確認:色指定が可能な最小ロット】

Q. 複数の色を使ったタオルでも、それぞれ色合わせできますか?

A. 【要確認:多色の場合の対応可否】ロゴの色と地色の両方を指定したい場合など、まずはデザインをお見せください。

Q. 色合わせの分、納期はどれくらい延びますか?

A. 色見本の確認と修正の回数によって変わります。目安は【要確認:延びる期間の目安】です。納期が決まっている場合は、ご相談の段階でお知らせください。

まとめ ブランドカラーを妥協しないタオルづくりを

オリジナルタオルでブランドカラーを正確に再現するためのポイントを振り返ります。

  • 色の指定は、画面の色ではなくPANTONE番号か実物の色見本で行う
  • 先染め・後染め・プリントのどれを選ぶかで、色の出方とデザインの自由度が変わる
  • 量産の前にラボディップで色見本をつくり、実物で確認してから承認する
  • 色の美しさは、染める前の生地の品質で決まる
  • 追加生産まで見据えて、色を再現し続けられるメーカーを選ぶ

大浜タオルは、今治タオル認定の生地と、色合わせへのこだわりで、あなたのブランドカラーをタオルで表現します。周年記念のノベルティ、ブランドのオリジナル商品、イベントのグッズなど、色にこだわりたいタオルづくりは、ぜひ私たちにご相談ください。

まずは今治タオル認定の品質を、実物で確かめてみませんか。無料サンプルのご請求、PANTONE指定での色合わせのご相談は、下記のフォームから承っています。

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